五郷有木地区に伝わる平有盛の伝説がある神社に行ってきたので紹介します!!

三部神社

2022年5月15日、3日ほど続いた雨の後の晴れ間を利用し、午後より五郷地区の神社巡りをしました。その中でも、一番最初に訪れたのが激しい源平合戦の戦いの末、『有木』とい名前に変えて最後は暮らしていたとされる平清盛の孫である平有盛の歴史を紐解きたいと思ったので、五郷有木地区に唯一伝わる有盛伝説がある神社を訪れました。
けし椿

神社にはそれぞれ、その神社の土地にまつわる歴史や神社で大切に保管・管理されている草木や花などがあるのですが、三部神社の花は『けし椿』と言う事です。なぜこの場所にけし椿が植えられたのかと言う事に関しては、案内板をお読み頂ければすぐに分かるかと思います。

この日は1つだけ咲いているお花を発見。
天気が曇っていたのでいい写真は撮れませんでしたが、鮮やかなピンク色のお花が咲いてて、これが『けし椿』だと分かりました。
狛犬さんのお話


こちらが三部神社に居座っている狛犬なのですが、オスとメスが存在し「阿吽の呼吸」とも呼ばれていますが、写真左側の口を開いている方が「阿形(あぎょう)」と言い、口を閉じている右側の狛犬の方が「吽形(んぎょう・うんぎょう)」と呼ばれます。
昨日はおじいちゃんと一緒に巡ったのですが、初めて狛犬さんの事を教わり、今まで全然知らなかった事に対してとても恥ずかしいと思いました。氏子にもちゃんと狛犬さんがあるのに、今まで知らなかったなんて、恥ずかしい!!
三部神社と平有盛の関係について

こちらの写真は三部神社本殿の左側にある阿弥陀如来像の説明が書かれている案内板なのですが、有盛が守り神として都から携えてきたと伝えられる阿弥陀如来坐像が残されている事から、香川県の有形文化財に指定されています。

三部神社本殿の様子

ちなみに、三部神社本殿は上のような建物の作りとなっており、今でも有木の土地に住む人々が、定期的に清掃活動や、神社の森の整備などをして、平家の伝説がここにある事を伝える活動を行っております。
三部神社の階段と参道


そんな平有盛の歴史があるとされる三部神社を訪れるためには、空き地に車を置いて、5分程度徒歩で歩く必要があるのですが、さすがは平家の最後の武将!!敵さんが迫ってきても大丈夫なように、なかなか急な階段と参道をご用意してくれています。


『ワシ、年寄りやから脇道使おう!!』みたいな考えで参道へ近づこうとすると、まさに、急な参道を案内され、一歩間違えれば足を滑らせ谷底へ真っ逆さまみたいな事もありえるので、阿弥陀如来像を拝みたいと思ったら、ぜひ、ちゃんとした階段を使って欲しい!!
有盛橋の橋脚の色が赤いのは平家の名残
インスタグラムに写真を載せております!!
ぜひ、三部神社へ行く時の参考にして欲しいと思います。
ちなみに、県道8号線を、五郷ダム目指していけば、たどり着けるかと思いますよ♪
集落の道路も源氏の攻めから守るために
作られた?


最後に紹介したいのは、三部神社へと続く、有木地区独特の道路の作り方についてであります。小学生時代にも僕はこの地を訪れて、バードウォッチングの授業をかねて、平有盛の歴史について学んでいた過去があるのですが、この有木の集落の道路はホントに狭くて急なのです。
車の運転に自信のない人は、JR豊浜駅並びに、JR観音寺駅よりぜひ、タクシーを使ってここに来て欲しいと思います。
こんな急な田舎道が作られたのも、”源氏からの攻めを守る為ではないか?”と推測する人もいるくらいなので、本当に源平合戦の歴史は奥が深いです。
本日のまとめ
それではここで、本日のまとめをしておきたいと思います。
今回は、僕の住んでいる地域である五郷地区に昔から伝わるとされる”平家の落人伝説”がある有木地区と平清盛の孫である、平有盛の魂が祀られているとされる有木地区の三部神社をご紹介して来ました。
今ではコロナですっかり、訪れてくれる人が少なくなったのですが、NHKの大河ドラマなんかで源平合戦の事が取り上げられると、僕の住んでいる地区は自然と賑わいます。
地元の神社や歴史に興味のない人たちはぜひ、地元の神社の歴史を少しでも良いので調べて、語り部として活動していただきたいと思います。
